2021年度 2月通常会議 2022.3.2〜3.8
「質疑・一般質問」へ4名の議員が登壇しました。

船本 力
1.児童遊園地の地域管理について質問しました。
市は、地域の参画による児童遊園地の管理に向けて、新年度の試行事業で市と地域の役割分担や効果、維持管理経費と比較した費用負担のあり方など検討や協議を進めます。
2.庁舎について
市は、エネルギー使用量と削減率を環境白書等で公表しているが新年度から本庁舎、各部局の所管施設毎のCO2排出量等の実績も環境白書、市HPに公表し、新たに庁舎内も掲示することで来庁者に取り組み効果を実感していただく。
市は、新庁舎整備迄、一定の年月を要するため現庁舎を適切に維持管理する。改修では、空調設備や自家発電設備の更新などCO2を削減するゼロカーボン機器の選定や天井材改修時は、照明のLED化を実施する。今後、令和4年度以降4ヵ年計画で、9千万円余りを計画している。
市は、光熱水費を含めた維持管理と改修に過去5年間の費用として以下の通り
- 平成28年度、約3億2千5百万円
- 平成29年度、約3億4千8百万円
- 平成30年度、約3億2千2百万円
- 令和元年度、約3億8千1百万円
- 令和2年度、約4億4千7百万円
そのうち約13億2千万円は清掃や警備、設備管理の維持管理保守等の業務委託料、と光熱水費など経常的費用。
これらの質問と答弁を踏まえ、今後も各課題に対して意見、提案し、持続可能な市政運営となるよう取り組みます。

草川 肇
導入ありきの検討か?!
小中学校へのフッ化物洗口実施に向けて、2月からプロジェクト会議が始まり、具体的議論のないまま、当初予算にも「フッ化物洗口キット」費用が計上されていることから、もはや導入前提と言える状況です。
そこで、今回、フッ化物洗口の小中学校への導入には、薬品の取り扱い、誤飲事故にかかる安全面の問題、教職員への負担の増加の問題、保護者説明でのインフォームドコンセントの取り扱いなど課題も多く、拙速な導入はなじまないと質問しました。教育長は2学期から中規模校(1校)にてモデル校実施の意向であること。現場での学級担任の声、保護者代表の声など聞きながら検討するとの答弁でした。今後は導入に対する課題が解決できない場合は導入しないよう強く訴えて参ります。

奥村 功
学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について
令和4年度から検討会議を立ち上げ、今後の部活動のあり方について、学校や関係部局と協議を始め、地域部活動に移行した際、地域団体等の運営主体のあり方や教員の兼職兼業の許可も考え、今後議論を深めていく必要がある。部活動の外部指導者活用事業では、10校20名の技術指導者に協力をいただきます。と答弁があり、生徒にとって望ましいスポーツ環境の構築に向け取り組みます。

田中 知久
今議会においては、市道における街路樹根上り対策について、次の4点を質問しました。
- 市内における街路樹根上り箇所について
- 街路樹の根上り箇所の修繕計画について
- 樹齢の古い街路樹について
- 根上り対策をされた街路樹について

執行部からの答弁としては、市内に根上りの認められる街路樹は192箇所あり、根上りが著しい箇所、歩行者の通行が多い路線また通学路を優先して修繕しているとのことでした。また、修繕した街路樹についてはデータを蓄積し、適宜必要な対策が取れるようにしているとの回答を得ました。
2021年度 11月通常会議 2021.12.2〜12.7
「質疑・一般質問」へ5名の議員が登壇しました。

田中 知久
大津市道路網整備計画策定について
本年から作業に入っている大津市道路網整備計画策定について、数点に渡り質問しました。その中で、渋滞が慢性化している国道1号について、滋賀県渋滞対策協議会で報告のあった資料から「大津市を通過するだけの国道1号利用車両が約4割を占めている」との情報をもとに、この車両が他の道路を使用することになれば、渋滞解消につながるのでは無いかと考え、名神高速道路の活用について執行部に問い質しました。執行部からは、県内を走る国道1号の渋滞対策については、国土交通省近畿地方整備局滋賀国道事務所及び県が事務局である滋賀県渋滞対策協議会において検討が行われており、今後、国道1号の渋滞対策及び国道1号バイパスの計画策定に向けた動きの中で、国、県及び関係自治体等の関係機関において、幅広く検討が進められるものと考えており、本市としては、こうした動きを注視して行くと答弁がありました。


草川 肇
大きく進む!!「不登校対策」
今回の一般質問では、 「不登校対策について」をはじめ、「障がい者スポーツの発展について(スポーツ用補装具購入に対する補助制度の実現について)」、「中核市としての他市連携のあり方」の三点について質問しました。
「不登校対策について」は、今議会の「不登校対策の推進のための条例案」提案を受け、本条例案の目的や力点、今後の課題と具体化の内容について質問しました。答弁で、フリースクールとの連携強化の基本方針や具体的な取り組みスケジュールなどが明確になりました。子どもたちの多様性を認め、不登校児童生徒の居場所づくりがより一層進むと実感しつつ、早期の実現に向け強く訴えて参ります。
この他に「障がい者スポーツの発展について」、「中核市としての他市連携のあり方について」質問しました。それぞれに前向きな答弁をいただきました。

奥村 功
瀬田北学区における道路整備及び排水対策
瀬田北学区は、住宅開発が進み学区人口は市内で一番多く、駅利用者は朝夕の歩行者・自転車・バイクなどが通行する際に道路幅が狭いため、通勤・通学などの安全確保に向けた質問を行いました。
また、豪雨時の雨水対策として、水を安全に「流す対策」に加えて、「貯める対策」について質問をおこないました。答弁では、雨水の貯留を含めた流域治水を進めるとともに、河川の安全性を高める対策を講じていく答弁がありました。今後も安全・安心なまちづくりに取り組んで参ります。

嘉田修平
湖岸のまちづくりを話しあう場を!
今回の一般質問では、大津市民が「湖岸に接する我がまち大津への誇り」を持つことの重要性と、そのための施策、特になぎさ公園での湖岸のまちづくりの方向性を市民と共有し、まちづくりの機運を醸成するためにも、話しあう場というのが今後必要となってくるとの観点での質問を行いました。
都市計画部長の答弁では、「賑わい創出の取り組みを進めるため、地域住民や事業者とともに協議会を設置し、市民意見を取り入れた事業に取り組む」との前向きな答弁を得ました。今後、しっかりとまちづくりについて話す場ができて、市民からのまちづくりへの想いを集めていく仕組みができて、活発な湖岸活用につながるように注視を続けていきたいと思います。
また、その他の項目では、副市長から湖岸まちづくりへ方向性に関して、政策調整部長から今後、総合計画のフィードバックについて答弁をいただきました。先日の視察で得た、「シビックプライドを醸成する」「ヒエラルキー型でなくネットワーク型の組織づくりで進める」などの知見を活かせるようにしていきたいと思います。

なぎさ公園キッチンカー
船本 力
【雪害対策・防災マップ・急傾斜地】について質問

県主催「雪寒対策調整会議」で国、県と連携され、市道は契約業者の重機と塩化ナトリウム活用で対応し生活道の一部は市民の協力で対応する。
調査段階の紛らわしい凡例の削除や市民が見やすく、HP誘導への工夫など適切な避難行動の繋がる周知に努める。
土砂災害警戒区域の県や市の対策事業は、対象区域の土地利用の制限等、土地所有者全員の同意を得て、県知事により急傾斜地崩壊危険区域に指定される必要がある。
以上、各答弁を踏まえ、安全・安心の暮らしにつながる提案や要望活動に取り組んでまいります。
2021年度 8月通常会議 2021.9.29
「質疑・一般質問」へ5名の議員が登壇しました。

田中 知久
河川愛護に関わる看板の更新について
今議会では、市内62団体からなる河川愛護活動団体の支援として市内22河川に設置されている美化啓発看板などの劣化について更新また、適正な配置への見直しなどの見解と、河川愛護に関わる看板を次世代へ引き継いでいくために、子どもの力も大いに活用すべきとの考えについて市の見解を問いました。
執行部からは、看板は、「地域の身近な河川を愛し、大切にする気持ちを醸成すること」を目的として設置しているものであり、劣化した状態では、目的を十分に果たせないことから、出来るだけ速やかな更新及び適正な配置への見直しが必要であり、今後の看板の更新にあたっては、地域の河川愛護団体などと協働で取組を進めることにより、議員からご提案いただいた手法も含め、地域の実情に応じた効果の高い手法を検討して行く。との回答を得ました。

三田川の看板

船本 力
<内容>
- 北部地域デマンド型乗合タクシーについて
- ツキノワグマについて
- ハチの巣対策について
- 災害に強い官公庁の施設づくりガイドラインについて
- 自治会加入率について
- まちづくり協議会について
- 不法投棄監視及び土砂等埋立て規制の推進事業について
デマンドタクシーの停留所追加と事業継続について
停留所追加は既存路線バス等と協議が必要。事業継続は、必要経費に見合う利用者確保のため、予約カードや停留所追加など利用者ニーズを事業者と協議し事業継続に努める。
災害に強い官公庁の施設づくりガイドラインについて
本庁舎は防災、災害時の拠点で、庁舎整備基本構想では、ガイドラインにより施設位置の選定等、災害を留意し候補地選定など評価する。維持管理も、今年度は本館の非常用自家発電設備更新や、4階天井材の不燃化など防災、減災に努めている。
嘉田修平
生ゴミ分別の意識の高さを継続していくために
大津市でも被害が続出したこの8月豪雨に見られたような気候変動の激烈化する中、脱炭素社会を目指すことが重要となっています。私は今回、この流れで数年ぶりに家庭ゴミ(一般廃棄物処理)のあり方と市からのCO2排出減について扱いました。まず大津市北部の旧志賀町地域では、生ゴミを業者が回収して堆肥化する事業を行なっておりますが、令和4年の北部クリーンセンター運用開始のタイミングで事業中止するという方針が出されましたが、その是非と代替策などについて伺いました。
生ゴミ回収を今後も続けるべきではという質問に対して、今の事業者(日映志賀)が一般廃棄物の生ゴミリサイクルから別の業態(産業廃棄物の生ゴミの処分)に向けて事業を変えようとされている点や経費の点から継続が難しいという答弁でした。また、生ゴミが焼却でなく堆肥化・リサイクルされる量が増えるよう、家庭用生ゴミ処理器を普及させるべく補助金を増やすことが必要ではと伺いました。こちらは環境部長の答弁で「堆肥化事業に代わる事業で、市内全域で取り組むためにも、補助制度の広い周知と、補助金のための予算確保に努める」と前向きに答えていただきました。これからも市民が取り組む意識を高めること、努めてまいりますので、ご意見あれば是非お寄せください。

旧志賀町域の生ゴミポスト

生ゴミ処理器の例。購入時、大津市から1/3の補助制度があります

奥村 功
公園の樹木の安全な維持管理について
市内の都市公園や都市緑地、また児童遊園地は、散歩をする人や親子連れが遊具で遊んだりする安全で安心した市民の憩いの場所であります。しかし、最近では、気候変動の影響により台風や突風で公園内の樹木が倒れる事案が発生しております。
瀬田湖岸緑地では、ここ数年倒木事案が発生しており、木の上部で折れた枝や幹が落下する事故、台風や強い突風で柳の木が根元から折れる事案が数件発生しています。一歩間違えたら市民を巻き込んだ事故になりかねません。
そこで、公園内の樹木の維持管理ついて質問しました。今後も安全で安心した公園に向けて取り組んで参ります。
- 樹木の適切な維持管理について
- 樹木の健康診断について
- 大津市と指定管理者との仕様書について
- 公園内の樹木の更新について
- 市民が安心して安全に過ごせる休息の場所について

瀬田湖岸緑地 倒木状況

8月末伐採状況(空洞化)

草川 肇
教職員の多忙化解消に向けて
長引くコロナ禍において教職員の勤務状況は多忙を極めています。国では法律で教職員の働き方改革が推し進められ、大津市においてもこれまでから様々に取り組まれてきました。そしてこの4月から、タイムカード制を導入した出退勤管理が各小中学校で始まりました。
そこで今回の一般質問では、タイムカード制の導入意義を改めて問うとともに、これからの教職員の超過勤務縮減に向けた取り組み姿勢や方針などについて問いました。
教育長からは、更なる超過勤務縮減に向け、現場としっかり情報共有しつつ取り組みを進めるということ、タイムカード制の導入後における二重事務の改善など事務のスリム化についても検討していくことなど、働き方改革の推進に向け力強い答弁がありました。
現実的には一日4時間以上の超過勤務が慢性化している教職員も存在することから、子どもたちの健やかな成長を培うべき子どもたちに最も近いところで接する教職員が疲労困ぱいでは、子どもたちにとってマイナスでしかありません。これからも教職員の働き方改革の改善が一日でも早く達成するようチェックして参ります。
2021年度 6月通常会議 2021.6.16
「質疑・一般質問」に田中議員、草川議員、船本議員の3名が登壇しました。

田中 知久
新型コロナウイルスワクチン接種について
新型コロナウイルスワクチン接種について10項目に渡り質問しました。その中で、64歳以下における優先接種の考え方について、子ども達への感染者数を見ると、小中学校を始め幼稚園、保育園など子ども達に関わる方々を夏休み中に接種すべきではないかと提言しました。執行部からは、滋賀県が設置する接種会場において接種を行われる見通しであり、本市といたしましても、対象となる方が速やかに接種できるよう、県に働きかけてまいります。との回答を得ました。
10項目の質問
- 診療所等の個別接種について
- 個別接種を行う医療機関へのワクチン運搬について
- 個別接種でワクチンが余った場合の対応について
- 企業内診療所における新型コロナウイルスワクチン接種について
- 高齢者の希望者全員への接種の見通しについて
- 予約が出来ずに取り残されてしまっている高齢者に対する救済策について
- 65歳未満へのワクチン接種について
- 優先接種について
- ワクチン接種に関する情報公開について
- ワクチン接種に対する予算措置の並びに人員の確保について

草川 肇
今回は、次の二つについて質問しました
1、性的マイノリティの方々の人権について
10人から20人に一人は性的マイノリティ(少数者)であるとの現状を踏まえ大津市での現在の取り組みの進捗状況と今後の方向性を問いました。当局からは、速やかに取り組むべきとし、より一層の底上げを全庁あげて行うとの力強い答弁があり、特に中学校現場での制服の見直しを生徒や地域と議論して進めるとの答弁でした。
2、ヤングケアラー対策について
今年、 国で行われた全国実態調査の深刻な結果を受けて、大津市でのヤングケアラーに対する早期発見から早期解決に向けた取り組みの推進について問いました。を本市として、県との連携強化、教育現場でのスクールソーシャルワーカーの増員、様々な機関・団体での研修や啓発事業の充実など進めると答弁しました。この二つの課題は、昨今、新しく見えてきた大きな課題であり、今後とも引き続き強く訴えて参ります。

船本 力
1. 地域元気づくり事業補助金について
コロナ禍で、地域を元気にする支援事業の申請状況、内容、今後の取組について伺い、答弁では、16学区の申請、内容は、親子や次世代の参画を促す地域事業等を創意工夫した「元気なまちづくり」に資する内容で、今後、採択された事業が円滑に実施出来るよう対応しますと答弁されました。
私は、ワクチン接種による集団免疫が確立した後には、更に大津市全域が「元気」になるよう、こうした地域の自主的な取り組みを応援する事業の継続を求めてまいります。
<その他の項目>
- ICTの活用について
- 電子決裁について
- 「認知症初期集中支援チーム」について
- 学校臨時休業等における学習について
- 小中学校における体力向上について
- 最澄1200年大遠忌について
- 幼稚園を活用した子育て支援について
- 生活困窮者自立支援事業について
- 庁舎整備基本構想の策定について
- スーパーエコスクールについて